ロールの仕方がわからない僕みたいな下手くそでも面白いロールをするためのあれこれ

前置き

 
僕は定期ゲが好きだし、その遊びの一環でロールをするが、あんまりロールが得意ではない。結構強い苦手意識がある。
 
それでも諸々試行錯誤をした結果、最近では割とロールを褒めてもらえるようになったのでノウハウ的なことを色々書いておこうと思う。
 
クソほど長い文章になったので「これは忘備録です」ってことにしようかな。読んでもらえないと寂しいけど、僕ならこんな長い文章絶対読まん。
だから、これは忘備録です。おまえらによんでもらえなくてもさみしくないもん!
ばーか!
 
さて、この記事は以下のような人間に向けて、「それ、こんな工夫で解決できるかも?」と提案するものだ。
  • 定期更新ゲームが好きだ
  • 自分のキャラを魅力的にロールしたい
  • ロールをしたいが話しかけ方が分からない
  • 面白いロールをしたいが、どうすればいいのかわからない
  • 知らない相手にメッセ送るのは怖い
  • 大通りとか全チャのノリにもついていけない
  • 人見知りだ
  • でもロールはしたい
  • ロールしたいのに、できてない
 
普通にガンガンメッセ送れる人は今すぐこのタブを閉じて、
Twitterで裸の人間の絵にいいねをつける作業に戻っていただきたい。
 
ところで、これから書くノウハウは定期ゲ(やAPゲ)以外には使えない。TRPGにも向かない。定期で悩んでる人以外も裸人間いいねに戻ってくれ。すまない。
 
それと、もし読みながら「そこは違うくない?」と思ったり「こういうのもあるよね」と思ったらそれは"お前のセンス"なのでそっちを優先すること。
他人の決まりごととか好き嫌いにビクビク怯えて好かれようとするより自分が面白いと感じることをして自分と同じ感覚を持つシンパ集めたほうが効率がいい。
 
ところでこの記事は、定期ゲ・松 Advent Calendar 2020 - Adventar の6日目だ。
 

1章:「ロールできない」じゃなくて「面白いロールの仕方がわからない」

 
今まだこの記事に残っている皆さんの諸君各位は、ロールが難しい以前に「どうやればロールを開始できるのか」みたいな段階と思う。
 
まず大前提なんだけども、ロールってのは別に面白くなくてもいい。Twitterの戯言みたいな発言だってキャラの口から出りゃロールなわけだが、ここまで読んでるってことは"面白いロールをしないといけない"みたいな使命にかられてるはずだ。
 
だから、ロールできないなんてのはほとんど全部嘘だ。チャット欄に「お腹すいた」と投稿すればそれでもうロールだ。今ここにいる我々が抱えている問題は「ロールできない」じゃなくて「面白いロールができそうにないので、尻込みしている」だ。
 
問題を解決するには問題を正しく理解しないといけない。
再度書くが、問題は「面白いロールの仕方がわからない」だ。
 
我々がこの問題を解決するには、面白いロールをするしかない。
 
※一応、一応だが、「ただキャラが喋ってるだけでなんか面白い」みたいなロールの楽しさを思い出せるなら思い出したほうがいい。
ロールに貴賎はないし、楽しいことが一番大切だからだ。
 
 

 

2章:絶対キャラメイクちゃんとしようぜ

 
「いや、わかるよ。でも面白いロールしようとしてできるなら苦労してないよ。」
 
『面白いロール』ができないのは、それは具体的じゃないからだ。実際にはもう少し具体的に練る必要がある。このゲームの舞台に、どんなキャラがいたら面白いだろう?どんなロールをするとウケる?どんな舞台があれば人が集まる?
 
つまり、キャラメイクだ。
 
キャラメイクをマジでちゃんとやれば、ロールできないなんて事態は発生しない。マジに。
 
反対に、キャラがよくないとロールはろくにできない。
もし君がトチ狂って「根暗で人間を憎んでおり、誰とも話したがらないし特に趣味も特技もないキャラ」で定期更新ゲームに参加したなら君のキャラはゲームが終わるまで独り言しか言えないままその一生を終わるだろう。
 
キャラメイクをマジでちゃんとやろう。
「魅力あるキャラ」も大事だが、「ロールしやすいキャラ」である方がずっと大事だ。より厳密に言うなら、定期PC「魅力がわかりやすい・伝えやすいキャラ」であるべきだ。
 
スマブラに誰が参戦すると嬉しいか考えるのと同じようにキャラメイクすべきだ。水戸黄門は魅力的なドラマだが、水戸光圀公がスマブラに参戦しても誰も喜ばない。(これは嘘。僕は嬉しい。)
 
まずゲームの舞台を読んで、どういうキャラが集まるか想像してみるといい。そのゲームの舞台にどんなキャラがいると面白いだろうか?どういう設定を付けると、他のキャラクターに話しかける理由ができるだろうか?
 
迷ったら脳内で適当な相手キャラを作ってロールのイメージトレーニングをするといい。客観的に見るのは難しいが、「この話題だと自キャラが喋り過ぎて相手がリアクション取りにくいな」とか「この話題だと設定と干渉してわかりにくいロールしちゃうかもな」とかわかること結構ある。
 
ちなみに、聞き上手なキャラの方がロールはやりやすい。こういうイメージトレーニングをすると「俺の考えた面白い設定を見ろ!」になりがちだが、ちゃんと人のキャラに華を持たせられるかどうかも重要になる。
 
この辺は、今日投稿する別の記事で「このキャラメイクではこんな事を考えてました」みたいなことを書くつもりだから、興味があればそっちも見てくれ。
 

3章:小手先とスムーズなロール

 
さて、ロールをやってると「なんだか面白くないぞ」みたいな展開にぶち当たる事が多いと思う。
 
それはキャラが悪いか、小手先のロールの技術がよくないかのどちらかだ。2章でキャラの良し悪しには言及したので、ここで小手先に触れようと思う。
 
以下①~③は僕がロールする時に気をつけてる、つまり小手先だ。
 
 

①ロールでやりたいことを設定し、達成したら終わり方を意識する。

キャッチボールが2回以上ある長いロールを始める時には、『このロールでなにをしたいか』を考える。例えば「この話を伝えたら終わり」とか「このボケとこのボケをして、ツッコミを待つ」とか。
考えた後、「これ結局だらだら喋ってるだけで面白い予定なくね?」になったら、考え直せ。あちこちに小ボケを挟むとか、なんでもいいからウケる予定を作れ。
 
逆に言うなら「展開は考えてないけど、とりあえず話しかけたら広げてくれるだろ」は絶対やるな。それをやっていいのはただ雑談してるだけで面白くできるセンスがあるやつだけだ。
 
逆に相手にやりたいことがありそうなら、そのサポート・聞き役に徹するべきだ。理想は相手がこのロールで何をしたいのかを考えてその展開に誘導することだが、そううまくはいかない。(相手のプロフを読むとたまにうまくいくことがある)
 
できるなら、やりたいことやった後の終わり方も考えておくといい。特に、ギャグロールはオチになる大きいギャグがあると一気にクオリティが上がる。
 
終わりを意識しないと『キャラがずっと世間話しちゃって締め方がわからない』になる事がある。互いに「相手が面白いことをするの待ち」になるのはよくない。
「俺はもうやりたいこと終わったから終わりに行こうと思うけどどう?」の姿勢をロールでハッキリ示すべきだ。
 
 

②相手のキャラに相性がいい話題を用意する。(ロールフックを出す)

例えば、ツッコミが得意なキャラにボケるとうまく調理してくれる。そんな感じで、ある程度相手に適正がありそうなロールを振るべきだ。
 
もし初めて交流するキャラなら、相手のプロフと前後のロールぐらいはチェックしておけ。「おちんちんびろーん」と「素敵な髪ですね」のどちらで話しかけるべきかどうかぐらいは判断できる。
 
露骨に話題を用意する以外にも、いくつか反応できそうなポイントを用意しておくといいですね。1つの発言に言及できそうな部分が3つもあれば、どれか好きなのを使ってくれるでしょう。
 
 

③自分のキャラがどんな存在なのかアピールする

「何者かもわからない相手」に対してロールするのつらくない?つらいじゃんね。
だから、自分のキャラがどんなキャラであるかある程度わかるようにしておくべきだ。
 
これは「最初は意図的にわかりやすいリアクションをする」でもいいし、「ソロールがいつでも見れる場所を用意しておく」でもいい。
理想は「頻繁にロールをして、誰でも見たことはあるってぐらい目立つ」だ。※持論だけれど、いいキャラクターに重要なのはロールの質より頻度と顔の広さだと思う。誰にも伝わらないロールに意味はない。
 
ただし、設定レベルでの自分語りは避けた方がいい。あくまで、ロールをスムーズにするための情報開示にした方が無難だ。
 
例えば「ボケにさらなるボケで返す性格」はロール上重要なのでわかりやすくすべきだが、「〇〇王国の第○団長」みたいなのは聞かれたら言うぐらいでちょうどいい。
 
設定といえば、絶対わかりにくい設定はつけない方がいい。プロフは可能な限り短くしろ。読みやすくもしろ。僕は言ったからな。可能な限り、短くしろ。簡単な自己紹介と、ロールフックの一覧で十分だ。(ロールに必要なことは書け。外見上の特徴とかは話しかける時に結構役に立つ。)
長いプロフは目立って人気者になった後に追記でいい。
 
プロフを読んでもらう前提のキャラもできればやめろ。なぜかと言うと、プロフは大して読まれないに決まってるからだ。交流したいならプロフィール欄にはプロフィールだけ書け。その欄に物語を書くな。
 
ところで、上述の観点で言うとこの記事は読みにくいことこの上ないカスだ。こういうカスはするな。反面教師にしてくれ。
 
『わかりやすさ』の話を始めるとマジで僕じゃ語りきれないからここじゃこれ以上振れないが、『わかりやすさ』より大切なことはない。わかりやすくなれ。
 
 

4章 まとめ

 
ようこんな長い記事読んだな。ありがとう。
申し訳ないけど、今までの全部ひとことにまとめるわ。読んでもらったのにすまんな。
 
ロールで全員ぶっ倒してやれ。
 
そういう気持ちでやれってことだ。
誰にも頼るな。ぶっ倒せ。ロールは交流ではない。ぶん殴り合いだ。
 
「他人を交流すれば面白くなるかも」じゃねえ、お前が全部面白くしろ。誰にも頼るな。他人の邪魔をしろってことじゃない。目立ち過ぎて場をめちゃくちゃにしろってことでもない。自分のロールで他人のロールを邪魔しろってことでもない。
他人との偶然に一切期待するなってことだ。他人に期待しないシナリオを書け。
 
そういう気持ちでやれってことだ。
ロールが苦手なら、それぐらいの気持ちでやって、やっとちょうどいい。お前のロールのことしか考えられなくしてやれ。
 
「話についていけない」「気が合う相手が見つからない」「ロールをする場所がない」は全て事実だが、その環境でどうやって自分が勝つかを考えるべきであるというのも事実だ。だいたい答えは「気の合う人だけを集めた場所を探す」だが、それができてるならこんな記事読んでないだろ。
 
だから、全員ぶっ倒してやれ。
PLの交流なんかカスだ。PCのロールで全員ぶっ倒せ。「私もこんなロールしたい」って思わせたら、我々の勝利だ。お前はそいつをぶっ倒した。
 
 
ところで、この「他人に期待しない」ってのは、確定ロールとかで怒られるのを避けるって意図も含まれている。お前の考えるシナリオに巻き込んでいいのは「巻き込んでください」って言ってくるやつだけだ。完全な据え膳以外は食うな。
 
あ、あといちばん大事なこと書いてなかったわ。場をめちゃくちゃにしない程度に目立ってください。いいロールした後は宣伝しろ。目立った後はわかりやすい場所にURLとかまとめると、暇人が読んでくれるかもしれない。
 

 

6章 あとがき

こんなに書くつもりはなかった。
読んでくれてありがとうございました。
 
ところで、去年のドカスに投稿されたこの文章にいいことが書いてある。
読んだほうがいい。